2012/01/07

The Unavoidable Path II – ToeFL

我々英語のnative speakerでないMBA希望者にとっては次の関門は英語検定のTOEFLである。紹介もいらないぐらい有名な英語テストで、欧米への留学に限らず、近年日本の大学院の入試としても採用されている。TOEFLはアメリカのETS (Educational Testing Service)という教育機関に開発され、大学での学びに必要とするReading, Listening, Speaking, Writingの四つの技能を総合的に評価する。各々のセッションは満点30点で合計120点。MBA入学の最低条件は基本的100点。

試験の詳細及び申し込みについて以下のサイトにご参考。


僕はGMATの受験を終了した後、一ヶ月ぐらい休んでから、再び受験の態勢に入った。TOEFLは東大入試の時一回受けたことあるが、MBAの申し込みには二年間以内のTOEFL成績が要求されるので、7年前の成績もう使えなくなった。しかも、今の試験構成は大きく変わって、ゼロから勉強しなくちゃ。色々調べた結果、以下の2冊の参考書を買った。

1)     The Official Guide to the TOEFL iBT
試験機関であるETSが自ら出版した参考書なので、本番の試験に近い出題で練習できる。但し、本番のほうが難しいから、この練習帳をうまく解けても油断できない。


2)     Cracking the TOEFL iBT, the Princeton Review
各々のセッションのTipsが書かれていて、非常に参考になった。但し、GrammarとかVocabularyの説明は少ないから、この辺に弱いの方は他の参考書も一緒に見たほうがいい。そして、練習が少ないため、この本を読んだら1)のOfficial Guideの問題集も解けばちょうどういいぐらい。


参考書で勉強する以外は、listeningを強化するため、iTuneでアメリカ有名大学のpodcastiphoneにダウンロードし、通勤の時に聞いたりしていた。そして、Speakingを強化するため、妻に質問させて、決まった時間内に自分で答えるというシミュレーションをやっていた。

これで2ヶ月経って、試験に受けた。申し込みは遅れたせいで、希望日の試験会場は一つしか残らなかった。渋谷のTKPというカンファレンス・センター(http://www.shibuya-kaigishitsu.net/about.shtml)。他の会場どういう状態は分からないが、この会場はやめたほうがいい。

大きい会議室の中に細長いデスクはたくさん並んでいる。一つのデスクは二人用で、二人の間にちょっと厚めの一枚の紙はデスクの真ん中に立っていて、お互いのノート・パソコンに見えないように工夫されているようだ。但し、隣の人のパソコンに見えないが、デスクとデスクの間が狭いため、斜め前の人のパソコンは一目瞭然だ。デスクは狭いため、パソコン置いたら、メモを書くスペースほぼなくなった。メモを書きたいならパソコンをちょっと横にずらしてから書かないといけない。それに、席も狭いから、ノート・パソコンのふたを前に倒したら、前の人に当たっちゃうので、ふたをまっすぐに近い角度で立たせなければならない。それで、パソコンの画面は自分の目線より下にあるので、試験中にずっと猫背にして試験解答していた。

場所の問題ばかりじゃなかった。Readingを受ける最中、なぜかパソコンの電源は消えた。手を挙げて試験監督を呼んで、電源コードは抜けていたと言われた。ちょっと待ってくださいと言われて、また他のスタッフを呼んできて、再び受験できる状態になったら、すでに34分間のタイム・ロスが発生した。その後、Listeningに入って、最初は順調に進んだが、早くテストを始まる人はSpeakingを開始した。あちこちから声が聞こえてきて、うるさくなった。その時、会議室の真ん中にあるおじさんがもっともの大声で、しかもカタカナ式の英語でSpeakingを回答し始めた。災厄だ!我慢しながら自分のテストに一生懸命集中しようとしていた。みんなそれぞれテストの開始時間は違うので、自分のSpeakingが終わっても、他人のSpeakingまだあるから、こういううるさい状態はテストが終わるまでずっと続いた。

こんな悪い環境の中ででやっと試験を終えた。23週間後に試験結果が届いた。MBA入学に必要な最低点数をクリアしたから、TOEFL受験はこれで終了した。