12校を並べ比べたが、全部に出願するわけではない。あるMBA出願の参考書によると、出願はなるべく5校まで絞ることそうだ。2校は希望校(自分のレベル並みで努力すれば受かる学校)、2校は挑戦校(自分のレベルより高い学校)、そして1校は“予備”校(自分のレベルより低い学校、どうしてもMBAを取りたい時)。5校以上だと、多大の時間と精力を費やさないといけなくて、それで一つ一つの出願の質まで落ちる恐れがある。
僕は面倒くさがり屋、自分でやるのはいいけど、推薦書など他人に頼まないといけない作業もあるから、面倒くさいことなるべく避けたくて、出願を最少に絞った。Shortlistの基準は“安い!旨い!速い!”。。。なんかファスト・フードのマーケティング戦略みたいなスローガンのように聞こえたが、僕はまさにこのパラメーターで最終学校を選んだのだ。
1) 安い
出願する前に一回会社の人事部に“会社の奨学金でMBA留学したいですが。。。”と相談したが、会社はこういう制度はないよと言われた結果、コストは学校選びにおける最大のネックになった。まあ、多くの学生はローンを組むまでMBAに行くから、君もローンを組めばなんとかなるじゃないのと言われるかもしれないが、正直に言って教育で負債する気は全くなくて、むしろ成績は良ければ奨学金を頂くことが当たり前だと考えている。
それで、自分のお金ならどこで線を引けばいいかと考えると、まず前章で述べた三つの志望校―IMD, IE, そしてLBSと縁はないこと分かった。生活費は別で、学費はなるべく五百万円以下に抑えたい、それで一気に12個の選択の中に4個消えた。
2) 旨い
安いという条件をクリアしたら、次のパラメーターは“旨い”!自己解釈では“実用性が高く、そして学生生活が多彩”。7年前に日本への留学では同じ学校選びの過程があった。その時唯一なパラメーターとは日本で一番有名な大学に入ることだった。それで、“運が良くて”希望通り東大に進学することが出来た。但し、自分がやりたいこと出来なくて、つまらない2年間の学生生活を送っていた。これを一つの教訓として今回の学校選びの基準ではなるべく学校が有名であるかどうかばかりでなく、自分がやりたいことあるかどうか、勉強内容は実用性あるかどうか、将来の仕事に役立つかどうか、そして学生生活を満喫できるかどうかに重みをおいて学校選びを行った。
3) 速い
とにかく期間費用最少にしたいから、留学期間は短ければ短いほどいい。但し、学生生活も楽しみたいから、1年以下のコース、例えばINSEADだと、ちょっと物足りない。ヨーロッパのMBAは基本的1年間、例外としてLBS、Manchesterはちょっと長め、約1年半。一応、自分の好みで選ぶ基準を12カ月から18カ月のコースにした。
以上のパラメーターで選抜した結果、最後に勝ち残ったのは。。。
1) Cranfield
2) Vlerick
3) Manchester
中にはCranfieldの勉強内容一番充実し、Vlerickは異文化の国で学費が安くていろいろ勉強出来る、ManchesterはReal-Client Project、インターン、交換留学で学生生活が多彩で、とそれぞれの魅力がある。
これで、学校選びはひと段落にして、いよいよ本番の出願に突入する。