2012/01/29

Interview - Manchester

願書出したら1週間後に面接の連絡が来た。入学担当スタッフと面接の日にちをすり合わせして、最初は電話面接と言われたが、ちょうど2週間後採用担当者が東京MBA Fairに出展するため来日するから、Fairの前日に面接を行うことにした。

就職活動以来の面接だから、微妙に緊張していた。インターネットで先人の知恵を借りようと思って、すごい役立つウェブサイトを見つかった。Accepted.comというMBA専門サイト、ここで実際面接を受けた人の書き込み情報があって、Manchesterだけでなく、他の学校の面接問題とその時の様子も見られる。これで面接をシミュレーションしながら練習した。

土曜日の朝、場所はホテルニューオータニのロビー。予約時間の20分前に着いた。自分の顔写真は願書と一緒に出したし、面接官の顔は事前にインターネットでチェックしたから、会ったらすぐ分かると思って、ロビーで適当に席について、やることないから事前に書いたメモを取り出して再び練習に入った。予定時間の5分前に面接官らしいの女性がエレベーターから出てきて、A4サイズで印刷した写真らしいの紙を持って、紙と僕に何回か見比べながら僕の方向に歩いてきた。僕も自然に立って迎えに行った。握手してお互いに名刺交換してから席についた。

Dr. Heather Spiroという笑顔のすごく優しい、知的な中年女性。職位はマンチェスターMBA ProgrammeAssociate Director。冒頭から片ごとの日本語で僕に挨拶した。なぜ僕は何カ国の言葉も喋れることを聞いた。最初は雑談混ぜて話し合ったおかげで、緊張感は解れた。その後、本題の面接に入った。

1)       Why did you choose your profession?
2)       What is your specialization?
3)       Your post MBA plan.
4)       Why MBA? Why Manchester?
5)       Tell me more about the awards. (願書に書いたこと)
6)       Tell me more about your jobs.
7)       How do you solve a conflict in an environment with diversity?
8)       What are your strength and your weakness?
9)       What people like about you and don’t like about you?
10)   What your boss likes about you?
11)   What can you contribute to the program?
12)   What do you do outside work?

基本的準備した面接問題なので、自分が言いたいこと一応言えたと思う。但し、やはり自分の弱点に関する質問に対して回答は不十分のせいか、似たような質問は何回か出た。最後は、何か質問あるかと聞かれて、以下の2点を聞いた。

1)       There’s change in the program syllabus every year. Is it based on the student’s feed back or any other reason behind that?
2)       What is job market situation now in UK?

面接は45分ぐらいかかって終了した。自分はManchester MBAに対する興味、そして自分の経歴、将来やりたいことをまあまあアピールしたと思う。結果2週間後連絡すると言われた。まず合格は問題なさそうが、気になるのは奨学金も一緒に獲得できるかどうか。。。

結果は。。。後2校の面接シリーズ終わったら一緒に公表します!

2012/01/22

Could U pls b my Referee?

Essay書き終わったら、願書を学校に提出する前、もう一つ出さないといけない書類がある。Referenceいわば推薦書のことだ。

Referenceは学校にとって出願者の適性を客観的に評価する一つの参考である。一校あたりだいたい2通の推薦書が要求され、多ければ3通。二人の推薦者の中は出来れば一人出願者の学習能力、もう一人は出願者の仕事能力を評価できる人に決められることが多い。卒業して随分時間経った場合(5年ぐらい)、学校関係の推薦者はなく、二人とも仕事関係の推薦者にしてもいい;または現職場にMBA留学のことがばれたくない場合、推薦者は前職の上司、先輩などにしてもいいという柔軟性がある。場合によって、上司や、先生だけでなく、peer evaluationといった自分と年齢、職位に近い同僚、友達の推薦者も要求される。

推薦者の人選は、地位的に偉ければ偉いほどいいと限らない。出来れば自分のことを良く知っている、例えば自分が願書に書いたもの(成功したこと、チャレンジしたもの)を証明できる方のほうがいい。せっかくお偉いさんに推薦書を頼んだのに、推薦者は自分のこと良く知らなくて、結局は流れ作業の言葉しか書けなければ、インパクトを学校に与えないし、アピールにもなれないから、無価値の推薦書になってしまうリスクがある。

推薦者になる方は普通に職位的に高い方々だから、忙しいことは当然なこと。如何に“推薦者になってくれませんか”とアプローチすることから、推薦書を楽に書かせることまで、工夫しないといけない。アプローチ方法はやはり自分のMBA動機、将来の夢など推薦者に共有し、“後輩の夢を達成するために先輩の力は欠かせない”と共感させればOKは出やすいだろう。


そして。。。楽に書かせる。。。自分は推薦書を書いて、後でサインだけ貰えば一番楽じゃないかと思われるかもしれないが、絶対やめてほしい。学校の入学審査委員会は毎年何千通の推薦書も読んできたから、推薦者が書いた推薦書か、または出願者が自ら書いた推薦書は簡単に見破れる。一番いい方法は自分が推薦者に書いてもらいたいポイントをレジュメの形で纏めて、推薦者に推薦書を依頼する時に提示する。推薦者にとって参考があって書きやすくなり、自分もアピールしたいポイントがカバーされるから、一石二鳥の名案だろう!

Referenceの提出方法は学校によって様々。Manchesterの場合はあるリンクを推薦者に送って、推薦者が直接リンク上の推薦書を書いて、インタネット経由で学校に提出する。Cranfieldのほうは決まった推薦書のフォームがあって、推薦者がそれを書き終わったら自らメールで学校に送付。面白いのはVlerickでは推薦者の名前と連絡先を願書に書けと指示あったが、学校から推薦者に直接コンタクトして推薦書を書いてもらうと思ったけど、後で推薦者に確認したが、学校から何の連絡もなかった。

僕の場合は職場の上司、先輩、そして学生時お世話になった奨学金団体の責任者にReferenceをお願いした。みんな快く私のお願いを受け取ってインパクトのある推薦書を書いてくださった。願書と同じ時期に学校に提出してから、1週間後、無事に面接のオファー(Interview Offer)が来た。

次回から3校の面接問題を惜しまず全部公開するから、お楽しみに!

2012/01/21

The Real Game Begin

3校に絞ってから次は本格的な出願を始めた。一般の大学出願と違うのは、出願者の質を良く確かめるため、MBA願書に小論文いわばEssayの面倒くさい問題がたくさんあることだ。

問題数と必要の回答字数は学校によって違うが、問題数はだいたい4問から10問まで;必要回答字数は100字から500字まで。問題数は少なければ必要回答字数は多くなる、逆に問題数は多ければ必要回答字数は少なくなる。

Essayの問題は大きく分けて3種類。

1)       まずはMBAを取得する動機。ここでよく出る問題はWhy MBA? Why Us? Why Now? Your ambition等々。
2)       次は自分の経歴――学歴、職歴、biggest achievement, biggest failure, cross-culture experience, community service experience, personal challengeなど。
3)       自分のSWOT(Strength, Weakness, Opportunity, Threat)leadership, teamworkの適性、性格分析などの問題。

参考した本は以下の2冊:

主にEssay対策の参考書。How toからWhat not toまで、そして実際の合格者のEssayサンプルもいっぱい入っているから、非常に参考になった。


MBA申請全般の参考書、MBAの価値、学校選び、申請、面接など詳しく書いてあるので、MBAに申請しようと思う人にお勧めの最初の一冊。

Essayを回答する一番効率的な良いやり方はやはり学校側が出願者に何を求めたい、Essayに通じて何を知りたいのを参考書からまず理解すること。次は自分の今までの人生を振り返ってbrainstormingする。自分の経歴はもちろん、長所、短所、趣味、目標、夢、なんでもいいから、白紙から書いてみる。そして先のbrainstormingから得た単語を整理して種別且つ時系列でレジュメを書く。これ終わったら初めてEssayの問題に目を移る。こうすることによってEssayの問題を読んだ途端、自分は何を書けばいいのか分かるはず。

僕は平日仕事で遅いから、Essayを書くのはいつも土日だった。ボリュームは大きいため、一つの願書を完成するには最低2週間かかった。練習のためまず第3志望のManchesterから書き始めた。それからVlerickCranfieldといった順番で出願した。

結構地味な作業だが、これを行うことによって自分はこういう経歴もあったなあ、とふと思い出して非常に懐かしかった。なんといっても、自分への理解ももっと高まった。

2012/01/15

The Parameter

12校を並べ比べたが、全部に出願するわけではない。あるMBA出願の参考書によると、出願はなるべく5校まで絞ることそうだ。2校は希望校(自分のレベル並みで努力すれば受かる学校)、2校は挑戦校(自分のレベルより高い学校)、そして1校は“予備”校(自分のレベルより低い学校、どうしてもMBAを取りたい時)。5校以上だと、多大の時間と精力を費やさないといけなくて、それで一つ一つの出願の質まで落ちる恐れがある。

僕は面倒くさがり屋、自分でやるのはいいけど、推薦書など他人に頼まないといけない作業もあるから、面倒くさいことなるべく避けたくて、出願を最少に絞った。Shortlistの基準は“安い!旨い!速い!”。。。なんかファスト・フードのマーケティング戦略みたいなスローガンのように聞こえたが、僕はまさにこのパラメーターで最終学校を選んだのだ。

1)       安い
出願する前に一回会社の人事部に“会社の奨学金でMBA留学したいですが。。。”と相談したが、会社はこういう制度はないよと言われた結果、コストは学校選びにおける最大のネックになった。まあ、多くの学生はローンを組むまでMBAに行くから、君もローンを組めばなんとかなるじゃないのと言われるかもしれないが、正直に言って教育で負債する気は全くなくて、むしろ成績は良ければ奨学金を頂くことが当たり前だと考えている。

それで、自分のお金ならどこで線を引けばいいかと考えると、まず前章で述べた三つの志望校―IMD, IE, そしてLBSと縁はないこと分かった。生活費は別で、学費はなるべく五百万円以下に抑えたい、それで一気に12個の選択の中に4個消えた。

2)       旨い
安いという条件をクリアしたら、次のパラメーターは“旨い”!自己解釈では“実用性が高く、そして学生生活が多彩”。7年前に日本への留学では同じ学校選びの過程があった。その時唯一なパラメーターとは日本で一番有名な大学に入ることだった。それで、“運が良くて”希望通り東大に進学することが出来た。但し、自分がやりたいこと出来なくて、つまらない2年間の学生生活を送っていた。これを一つの教訓として今回の学校選びの基準ではなるべく学校が有名であるかどうかばかりでなく、自分がやりたいことあるかどうか、勉強内容は実用性あるかどうか、将来の仕事に役立つかどうか、そして学生生活を満喫できるかどうかに重みをおいて学校選びを行った。

3)       速い
とにかく期間費用最少にしたいから、留学期間は短ければ短いほどいい。但し、学生生活も楽しみたいから、1年以下のコース、例えばINSEADだと、ちょっと物足りない。ヨーロッパのMBAは基本的1年間、例外としてLBSManchesterはちょっと長め、約1年半。一応、自分の好みで選ぶ基準を12カ月から18カ月のコースにした。

以上のパラメーターで選抜した結果、最後に勝ち残ったのは。。。

1)       Cranfield
2)       Vlerick
3)       Manchester

中にはCranfieldの勉強内容一番充実し、Vlerickは異文化の国で学費が安くていろいろ勉強出来る、ManchesterReal-Client Project、インターン、交換留学で学生生活が多彩で、とそれぞれの魅力がある。

これで、学校選びはひと段落にして、いよいよ本番の出願に突入する。

2012/01/14

The Listing II

学校の紹介引き続きします。

7) Manchester
イギリス2番都市のManchesterにある。18か月のコース、ソフト・スキル科目も含んで8つの必修、4つのReal Clientプロジェクト、後半からインターンや、交換留学、または撰修科目を選ぶことが出来る。18か月なので、1年間コースの他校よりのんびり勉強、そしてインターン、学生活動などが出来る。コースの特徴としてやはり実用性の高いプロジェクトをたくさん取り組んでいて、いわば“Manchester method”である。学費はGBP37,400


8) Cambridge
イギリス名門。大学ランキングは世界一(QS World University Rankings 2011/12 http://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2011 )。但し、MBAコースが開始したのは1990年、比較的に“若い”。1年間コースで、12個必修、5個の撰修そして3つのプロジェクト。学費はGBP38,358


9) INSEAD
フランスとシンガポール2か所キャンパスあって、学費は一緒、EUR58,000。今まで調べたところ、恐らく一番短いコース、10か月!しかも10カ月の中に14個の必修と11個の撰修。アメリカ大学のコースみたいに大人数、1学年は1000人ぐらいの学生。有名な教授がたくさんいて、世界のMBAランキングでは常にトップにある。


10) IE
IESEESADEと並んでスペインの有名校。13か月のコースで、22個必修、交換留学やVenture Projectなども選択できる。Entrepreneurshipが有名で、コースの構成は最もInnovativeBusiness Weekに評価されている。INSEADと同じ大人数で、1学年700人ぐらい。学費はEUR58,200


11) LBS              
MBAと言えば、アメリカはHarvardなら、ヨーロッパはLBSだろう。大都市のロンドンに位置する。アメリカのコースに非常に似ていて、2年間で19個の科目で、1年目は必修科目、2年目から撰修、そしてインターン、交換留学。通常は21カ月のコースが、撰修の具合によって15か月まで短縮できる、早く卒業したい人にとっては非常に便利。学費はGBP53,900

12) IMD
スイスにあるMBAの有名校。学費はとにかく高い、CHF85,000!(20121月現在1CHF=81円)更にスイスの世界一高い生活費を考えると、もう手の届かない空の上にあるようだ。。。1年間でLeadershipに重心を置いたコース構成になっている。学校の方針はマネージャーを育つではなく、コーポレートリーダを育つことだそう。少人数(約90名)のコースだが、選考ではGMATTOEFLのスコアより、今までの職歴重視し、合格者の履歴書を見たら、みんな若いがすでに管理職につく方がとても多い。


以上MBA学校選び時リストした学校でした。

まあ、もしお金の余裕あったら、個人的な志望は
1)       IMD
2)       IE
3)       LBS

だが。。。やはり現実は残酷で、会社は奨学金出してくれないから、自分のお金で行くなら、ちょっと。。。

次回に最終的に選んだ学校を更に詳しく紹介します!

2012/01/09

The Listing I

ヨーロッパの学校に絞ったと言っても学校の数はまだ百個以上あるから、いろんなランキング、MBA Forumで調べた結果、最終的に以下の12校にたどり着いた。学費の安い順で行きます!

1)     Durham
Oxbridgeに次ぐイギリスでもっとも古い大学。1年間コースで、必修科目は7つ、撰修5つ、1週間の海外学習ツアーと最後に論文の提出。間にはThe Leading Edgeという自己啓発のプログラムが取り組んでいて、最大の目玉は取締役会のミーティングをシミュレションするBoardroom Activityだそう。なんといっても最大の魅力は学費が安い、GBP23,250


2)     Lancaster
イギリスの美しい湖水地方に近いところ。1年間コースで、必修科目11個、撰修3つ、そして3つのreal clientのコンサルティング・プロジェクト。通年Mindful Managerというリーダシップのプログラムがある。学費も安い、GBP26,000。コース的はすごく魅力感じたが、学生は大半インド人に占められる。別にインド人嫌いことは全然ないが、留学するならなるべくたくさんの違うバックグランドの人とイデアをぶつかりたいから、この学校への申し込みを断念した。


3)     Vlerick Leuven Gent
ベルギーのトップ・ビジネス・スクール。1年間コースで、撰修科目なし、すべての20個科目が必修、いくつの入門、ソフト・スキル、及び言語科目。ベルギーの公式言語はオランダ語とフランス語なので、在籍中にどちらかの言語学習を選べる。そして2つのreal clientプロジェクト及び北京大学への2週間短期留学がある。学費はEUR31,500、書籍、北京ツアー、そしてランチまで含まれるそう。こんな金額でたくさんの勉強ができて、すごくお得を感じるプログラムだ。


4)     Mannheim
ドイツのトップ・ビジネス・スクール。1年間コースで、10個の必修科目、?個の撰修科目、5個のソフト・スキル科目、そして2つのreal clientプロジェクト。コースの特徴は学生の好みによって、学期ごとにMannheimとの提携する学校への留学ができる。例えば、1学期目からいきなりフランスのESSECへ、2学期目はアメリカのStern3学期目から再びMannheimに戻って、残りの勉強を続ける。もちろん、留学したくない学生には1年間ずっとMannheimにいるという選択もある。学費はEUR33,000。毎年1231日までの申し込みはearly discountで学費はEUR2000安くなる。


5)     Cranfield
イギリスで唯一大学院しか設けていない大学なので、海外であまり知名度はない。但し、MBAはイギリスではLBSに次ぐのレベルだ(自己採点)。ロンドンの北西に電車1時間ぐらいの位置にある。1年間のコースで13個の必修、5つの撰修、そして一週間の海外学習ツアー。通年Personal and Professional Developmentが取り込まれる。学費はGBP33,000。時間、金、そして勉強の内容でも自分に一番フィットすると思ったから、第一志望にした。


6)     RSM Erasmus
オランダのトップ・ビジネス・スクール。1年間のコースで11個の必修、3つの専門から6つの撰修科目を選ぶ、そして交換留学もできる。通年Personal Leadership Developmentに通じてソフト・スキルを学習する。学校のAdmissionの方と話した時、RSMの強みGeneral Managementであると強調されていた。学費はEUR39,000ちょっと高め。


だらだら半分ぐらい書いたが、ちょっと目と手が疲れてきた。残り半分の学校紹介はまた次回に続きます!